Pingは通信の『反応時間』
Pingは、端末から計測先へ信号を送り、応答が戻るまでの往復時間です。単位はms(ミリ秒)で、数字が小さいほど反応が速くなります。Web閲覧よりも、オンラインゲーム・ビデオ通話・リモート操作で体感差が出やすい指標です。
- •20ms以下:反応が速く、対戦ゲームにも向いている
- •20〜50ms:多くの用途で快適
- •50〜100ms:操作や会話に遅れを感じることがある
- •100ms以上:ラグや音声の遅れを感じやすい
計測サービスで数字が違う理由
Pingは計測先までの距離や通信方法で変わります。別サービスと比較するときは、同じ時間帯・同じ端末・同じ接続方法で複数回測ると傾向を判断しやすくなります。
原因①:WiFiの電波が不安定
ルーターから遠い、壁が多い、2.4GHz帯が混雑していると、データの再送が増えてPingとジッターが悪化する場合があります。同じ端末の有線LANでは正常でWiFiだけ高い場合は、宅内WiFiの影響が強く疑われます。
- •ルーターに近づいて再計測する
- •2.4GHzから5GHz帯へ切り替える
- •可能なら有線LANで再計測して差を確認する
原因②:ほかの通信で回線が詰まっている
家族の動画視聴、クラウド同期、ゲームの更新などで回線を使い切ると、ルーター内にデータが並び、Pingが大きく悪化することがあります。これはバッファブロートと呼ばれる現象です。何もしていない時は低いのに、ダウンロード中だけPingが上がるのが特徴です。
- •大容量ダウンロードやクラウド同期を一度止める
- •ルーターのQoS・優先制御機能を有効にする
- •古いルーターなら処理性能の高い機種を検討する
原因③:夜間の回線混雑
夜だけPingが上がる場合は、プロバイダや建物内で回線が混雑している可能性があります。昼と夜に同じ場所・同じ端末で測り、夜だけ悪化するか確認します。IPv4 PPPoEを利用している場合は、IPv6(IPoE)への切り替えで改善することがあります。
Pingを下げる確認手順
- 1.大容量通信を止めて再計測する
- 2.ルーターの近く・5GHz帯で再計測する
- 3.有線LANで測り、WiFiとの差を確認する
- 4.昼と夜に測って時間帯による混雑を確認する
- 5.改善しなければIPv6設定とルーター性能を確認する