契約速度と実測速度は同じではない
家庭向け光回線の多くはベストエフォート型で、最大1Gbpsなどの表記は理論上の上限です。設備の共有、接続端末、ルーター、WiFi規格によって実測は変わります。数値だけで異常と決めず、まず有線とWiFiを分けて確認します。
最初に有線で切り分け
有線LANでは速くWiFiだけ遅いなら、光回線の乗り換えは不要です。ルーターの設置場所・周波数帯・WiFi規格を改善します。
原因①:WiFiがボトルネック
光回線が速くても、2.4GHz帯、遠い部屋、古いスマホ、Wi-Fi 5以前のルーターでは速度を活かせません。ルーターの近くで5GHz帯に接続し、有線LANの結果と比べてください。
- •2.4GHzではなく5GHz帯を使う
- •ルーターを床・収納・家の端から移動する
- •5年以上前のルーターはWi-Fi 6対応機と比較する
原因②:LANケーブルや機器が100Mbps対応
古いLANケーブル、100Mbpsまでのハブ、古いパソコンのLAN端子が混ざると、光回線でも約100Mbpsで頭打ちになります。ケーブルの表記がCAT5e以上か、ルーターと端末の端子が1Gbps以上に対応しているか確認します。
原因③:IPv4 PPPoEの夜間混雑
昼は速いのに20〜24時だけ遅い場合、IPv4 PPPoEの混雑ポイントが原因の可能性があります。契約中のプロバイダでIPv6(IPoE、v6プラス等)が有効か、ルーターが対応しているか確認してください。
原因④:ONU・ルーターの一時的な不調
長期間再起動していない機器は処理が不安定になることがあります。作業中の通信がないことを確認し、ルーターとONUの電源を切り、数十秒待ってからONU、ルーターの順に起動します。
光回線が遅い時の確認手順
- 1.大容量通信を止め、ルーターとONUを再起動する
- 2.ルーターの近くで5GHz帯を使って計測する
- 3.CAT5e以上のLANケーブルで有線計測する
- 4.昼と夜の結果を比較する
- 5.IPv6(IPoE)の契約・接続状態を確認する
- 6.有線でも継続して遅ければ回線事業者へ相談する